声にだして読みたくなるブログ

大村高広丨建築と写真を中心に、音楽、映画、美術、人文学などについて書いている備忘録です。

建築

NOV.12,2018_イタリア旅行最終回

イタリアで撮った写真⑭ イタリアの写真は今日でおわり(やっと終わった〜)。ようやく日常の日記に戻れそうだ。とりあえずヴェネチアのまちなみ。 うそみたいな風景がつづく。ベネチアでもマイナーな場所の写真ばかりとった気がするので、人があまりうつって…

NOV.11,2018_ヴェネチア・ビエンナーレ

イタリアで撮った写真⑬ 時間が全然なかったので、ヴェネチアへ到着してすぐに、急ぎ足でビエンナーレの会場へ。ざーっとみる。ほんとにざーっと、、。もう一日ほしかった。スイス館の展示はおもしろかったな。住宅を構成する様々なエレメントが、スケールを…

NOV.4,2018_パラーディオと額縁性

おしらせ 「CV / Works / Projects」ページの「倉賀野の外構」と「倉賀野の別棟」をアップデートしました。今年の6月に竣工した庭のプロジェクトです。派手なことは何もしていませんが、既存の些細な変更で環境をどれだけ豊かなものにできるかということを考…

NOV.2,2018_ジュニアーニ・フリジェーリオ集合住宅

イタリアで撮った写真⑪ テラーニの写真は今日で最後。(イタリア編の終わりがようやく見えてきたぞ、、たぶん後4回くらいでおわるぞ、、) 「ジュニアーニ・フリジェーリオ集合住宅」(1939-40)はテラーニ最晩年の仕事だ。最晩年と言っても彼が36歳くらいの…

OCT.30, 2018_サンテリア幼稚園

イタリアで撮った写真⑩ 「カサ・デル・ファッショ」から「サンテリア幼稚園」へ。今回の旅行で最も感動した建物だった。というか、ぼくの生涯でいまのところナンバー1だ。あきらかに。散々図面や写真で見てきたが、その想像を遥かに超えてきた。実はそういう…

OCT.24, 2018_カサ・デル・ファッショほか

イタリアで撮った写真⑨ 引き続きコモ。《ノヴォコムン》の周辺をうろちょろする。すぐ近くにテラーニ最後の実施作品である《ジュリアーニ・フリジェーリオ集合住宅》(1939-40) があるのだけど、それはまた個別の記事で。まずはコモ湖周辺ででみたものをざっ…

OCT.19, 2018_ノヴォコムン集合住宅

イタリアで撮った写真⑧ この日はミラノ北部のコモを訪れた。帰りの飛行機に乗る2日前、8月7日だったかな。コモは例えるならば箱根のような地方都市で、スイスとイタリアの国境に位置するコモ湖の湖畔にある比較的小さな街だ。建築関係者にとっては、ジュゼッ…

OCT.17, 2018_プラダ財団

イタリアで撮った写真⑦ ようやくやっかいなロッシ編がおわった。次に見たのは、学会発表のあいまに見にいったOMA設計の《プラダ財団美術館》(2015 / 2018)。前々からすごく行きたかった美術館なのでとても嬉しかった。OMAを主宰するレム・コールハースは前…

OCT.14, 2018_補講:プロジェクト・アウトノミア

新しい政治的主体性を構築する試みは、とりわけ戦後の社会がポスト工業社会へと転換するなかで、世界同時多発的に起こったことであった。 たとえばイタリアにおいて、1960年代を通して専門領域の垣根を超えて議論され理論化された「自律性」のプロジェクトは…

OCT.5, 2018_ガララテーゼの集合住宅

イタリアで撮った写真⑥ 前回書いた《サンドロ・ペルティーニ記念碑》からすぐそこにあるレストランでミラノ・カツレツを食べたあと(骨付きの肉厚で超おいしかった)、《ガララテーゼの集合住宅》(1969-73)へとむかった。《ガララテーゼの集合住宅》は建築…

OCT.2,2018_サンドロ・ペルティーニ記念碑

イタリアで撮った写真⑤ セグラーテから、ミラノの中心部へと戻る。次もロッシの噴水で、《セグラーテ》から約20年後のモニュメント。黒い銅板被膜で覆われているけれど、三角噴水という形態言語は共通している。また、《セグラーテ》と同様にこのモニュメン…

SEPT.30,2018_セグラーテの噴水

イタリアで撮った写真④ フィレンツェの翌日。この日は午後から学会のオープニングパーティーがあったのだけど、それまでの時間でミラノ市内のアルド・ロッシの建築物を見学した。研究室の助教で、アルド・ロッシの専門家である片桐先生がツアーを組んでくだ…

SEPT.26,2018_パッツィ家礼拝堂

イタリアで撮った写真③ 養育院をはなれ、パッツィ家礼拝堂へ。 この建物はこじんまりとした、とても簡素な礼拝堂なのだけど、合計で1時間半くらいは滞在してしまった(おかげでその後の予定がいくつか変更になった)。でもとてもよかった。装飾は簡素なステ…

SEPT.25,2018_捨て子養育院

イタリアで撮った写真② デル・フォオーレをちらちら観察しながら、ブルネレスキの初期の代表作である捨て子養育院(Ospedale degli Innocenti)へと向かう。大聖堂からは多分歩いて10〜15分くらいのものだったのだけど、あまりに暑かったので、その倍くらい…

SEPT.24,2018_ブルネレスキのクーポラ

イタリアで撮った写真①今日から、アップしそびれていたイタリアにいったときにとった写真をアップしていこうと思う。 ICGGという国際学会のための渡航で、8月1日から10日までの滞在だったのだけど、ぼくの発表は6日の午前。当然学会には参加したかったから、…

SEPT.23,2018_帰ってきたGMC

先週の土曜日の話になってしまうのだけど、近美のゴードン・マッタ=クラーク展を再訪した。土曜日限定で公開されていた奥村雄樹さんの「帰ってきたゴードン・マッタ=クラーク」(Welcome Back, Gordon Matta-Clark)という映像作品をみるためだ(企画展の…

SEPT.21,2018_ドグマ

昨日のブログで書いたリー・キット展をみたあと、新宿へ向かい、福尾さんと千葉さんのトークを聞きにいった。水没したスニーカーが重くって、歩きにくかった(ちなみにキットがデザインしたマグカップをみながら、ぼくが展示室でみたものはやっぱり灰色だっ…

SEPT.20,2018_リー・キット展

品川駅の西口をでて400mほど歩いたくらいで、ぽつぽつと降っていた雨が徐々に強くなり、50mほど進んだくらいでどしゃ降りになった。はいていたスニーカーはかかとの部分がすり切れて破けてしまっているので(そろそろ買い替えたい)、くつのなかは完全に水没…

SEPT.19,2018_2018年がすごい

2018年はいろいろとすごい。 まず、ついにアウレーリ(ぼくが本ブログでもたびたび言及していた建築理論家)の翻訳がついに出版された。彼の著作の、初の邦訳。『The Project of Autonomy』だ。やっとか、、という感じ。本当にうれしい。 プロジェクト・アウ…

SEPT.18,2018_眼がスクリーンになるとき②

前回からの続き。 www.ohmura-takahiro.com * * * 前回は「感覚-運動系」の大枠を「知覚-情動-行動」という図式で確認したが、ドゥルーズこの図式をC.S.パースの記号論と結びつける。 パースは、彼が「現れ(phaneron)と呼ぶ、心に対して現れるもののすべて…

SEPT.8,2018_眼がスクリーンになるとき①

4日から6日にかけて日本建築学会大会が仙台であって、その後、東北の復興状況をみてまわろうということで、石巻、南三陸、気仙沼、陸前高田と北上している。いまは釜石で、明日東京へ戻る予定。その関係で色々ばたばたしていて、ブログが更新できなかった。 …

AUG.27,2018_住宅特集

昨日、倉賀野の外構の現場視察にいってきた。植物が元気に育っていて、とても魅力的な庭になりつつあって安心した。写真が出揃い次第、Worksのページでまとめようと思う。小さなプロジェクトだけど、機能に依ってすべてが判断できるわけではない外構のプロジ…

AUG.25,2018_外構の現場

夏休みの宿題がようやくひと段落したのだが、まだ図面を直してなくてアップできてないものもちらほらある。こういう作業はこまめにやっておくべきだなぁ。 夕方あたりまで労働したあと、神保町の明倫館によったのだけど、ずっと読みたかった「オルタナティブ…

AUG.21,2018_建築、たんに見たままの

倉賀野駅前の風景その②。 (Mamiya RB67 Professional, Sekor 127mm F3.8, FUJICOLOR PRO 160NS) /////////////////////////////////////////////////昨日のつづき。本書で貫かれている、適応主義への批判と「見たまま」を重視するという姿勢に共感するのは、…

AUG20,2018_ 倉賀野駅前の風景その①

プロジェクトを進めている、倉賀野駅前の風景。 ずっと工事中、という感じの場所。 (Mamiya RB67 Professional, Sekor 127mm F3.8, FUJICOLOR PRO 160NS) /////////////////////////////////////////////////『眼がスクリーンになるとき』を一度読んだので、…

AUG11.2018_イタリアで買った本

昨日、無事にイタリアから帰国することができた。今回は行きも帰りもアリタリア航空、ミラノまでの直行便だったので、長いトランジットもなく、とても快適だった。機内食もおいしかった。この値段で直行便のれるんだ、、、?ってくらい航空費は割安だったの…

AUG7.2018_発表は無事に

○発表は無事に終わって、あと滞在できるのは数日だけど、イタリアの各都市をまわっている。発表は原稿をつくっていたこともあって、割と伝わったようだった。セッションが終わった後、何人かの研究者や会場スタッフのミラノ工科大の学生(多分建築学科の)に…

AUG.2,2018_フィレンツェへ

今日はイタリアに着いて最初の自由行動日で、ミラノ市内もまったく探索できていない状況だけど、いきなりフィレンツェへと向かった(この日しか予定が入れられなかった)。ミラノからフィレンツェは高速列車で2時間ほど、料金は35ユーロくらいだった。岡崎乾…

JULY29,2018_オブジェクト指向存在論⑤

○今日はバケツをひっくり返したような、すごい雨が降ってた。午後になってもまだ断続的にスコールがあったけれど、そのあいまには嘘みたいな青空が広がっていてとても綺麗だった。スコールの様子を見ながら、「地球の歩き方」を買いに駅に向かったのだけど、…

JULU27,2018_オブジェクト指向存在論④

○そろそろイタリアにいってしまうので、OOOを読んでいく作業は、中途半端なところでストップするかもしれない。発表練習しなきゃ。。 (Canon AE-1 Program, FD F1.4 50mm, Fujifilm SUPERIA PREMIUM 400) ///////////////////////////////////////////////…