声にだして読みたくなるブログ

大村高広丨建築と写真を中心に、音楽、映画、美術、人文学などについて書いている備忘録です。

旅行

NOV.25,2019_浄土寺浄土堂

関西でとった写真⑩ 待望の浄土寺浄土堂で今回の関西旅は終わり。小野市に向かう際に乗った神戸電鉄がめちゃくちゃよかった。ぼくが乗ったときは電気がついてなくて自然光だけで、それで木々のトンネルみたいなところを通るものだから、影が車内にすごくきれ…

NOV.24,2019_淡路島

関西でとった写真⑨ 10月13日、板坂留五さんの「半麦ハット」を淡路島で見学した。ちなみに本当は12日に見学する予定だったのだけど超大型台風(台風19号)が本州を直撃した日だったので、この日はホテルで待機していた(『植物の生の哲学』をもってきてたの…

NOV.22,2019_コモンシティ星田

関西でとった写真⑧ このところバタバタしていて全然ブログを更新できていない。というか、振り返ってみると毎年11月〜12月くらいは更新が滞っていることがわかる。なんでだろう。バイオリズム? 関西で撮った写真もそろそろ終わりにしたいね。あと数回かな。…

NOV.6,2019_銀閣寺

関西でとった写真⑦ 庭を目当てに銀閣寺へ。銀閣寺の庭はなんというか、ジオラマ的というか、ひとつのミニチュアの世界のような感じがして、とても不思議なんだよね。 - PENTAX 67, SMC TAKUMAR 6×7 105mm/F2.4, FUJI PRO400H

NOV.4,2019_傘亭と時雨亭

関西でとった写真⑥ 高台寺の傘亭と時雨亭。伏見城のもともと別の敷地に建っていたふたつの茶室を、小堀遠州が高台寺のなかでもかなり斜面の上のほうにある敷地を選定し移築、ドッキングしたもの。下は傘亭で、地面との距離が近く、木々の中に埋もれるように…

NOV.2,2019_圓徳院

関西でとった写真⑤ せっかくの京都だし寺とか庭もみておこうということで、まず三十三間堂へ。はじめてきました。とはいえ古美術とか古建築の知識全然ないぼくに書けることはほとんどない。でも少し前まではまったく興味がなかったのが(ゆえに行くべきとこ…

OCT.28,2019_ベランダの政治性

今月の住宅特集の展覧会レビューのページで、SDレビュー2019に出展中の「倉賀野駅前の別棟」を取り上げていただいております(新建築住宅特集2019年11月号, p.158)。ありがたや。 - 関西でとった写真④ 梅田スカイビルで合流後、タトアーキテクツ設計の「六…

OCT.25,2019_梅田スカイビル

関西でとった写真③ SDレビューのプレゼンがあった翌日。この日は梅田スカイビル(原広司, 1993)で待ち合わせだった。スカイビルに登るのはこの日がはじめてで、というのも正直にいうと、これまでは外観だけをみて「絶対よくないだろう……」と思い避けていた…

OCT.22,2019_木村松本の事務所と仕事

関西でとった写真② 芦屋から京都に移動し、関西を拠点に活躍している設計事務所、木村松本の事務所を見学させていただいた。木村松本建築設計事務所は今年から、1924竣工の本野精吾自邸へと事務所を移転している。日本におけるモダニズム建築の先駆的な住宅…

OCT.17,2019

関西でとった写真① 関西で撮った写真が現像あがってきたので、徐々にアップしていこうと思う。フィルムのデータ化は自前のスキャナーでやってるんだけど、すべて取り込むのなかなかたいへんだった。色の調整が終わりも正解もないもないから非常に難しい。 初…

OCT.7,2019_京都へ

6日に京都工繊でSDレビュー入選者のプレゼンテーションがあったので、4日に東京を出発し京都入りした。節約もあり、行きは昼行の高速バス。11時くらいに新宿で乗車して19時くらいに梅田に到着した。新宿の高速バス乗り場(バスタ新宿)ははじめての利用だっ…

DEC.7,2018_ 釜石→田老

東北で撮った写真⑥ ○東北で撮った写真は今日で終わり。下は新井さん設計のホールだけど、これは陸前高田から釜石にいく途中に寄った建物だ。震災前に竣工したホールだけど、震災時には避難所として、その後は復興拠点として活躍したことで有名。断面的に非常…

DEC.6,2018_ 唐丹小学校/中学校/児童館

東北で撮った写真⑤ ○ 唐丹地区は震災による大きな被害を受けた釜石市の小さな漁村集落だ。被災した小学校・中学校・そして児童館の再建を手がけたのは乾久美子+東京建設コンサルタント。乾さんらしく実に真摯な、こちらの背筋がピンとのびるような素晴らしい…

DEC.3,2018_南三陸→陸前高田

東北で撮った写真④ ○南三陸から気仙沼を経由して陸前高田へ。陸前高田ではサイボーグ化した「奇跡の一本松」を見たが、それよりもベルトコンベア施設の名残がすごく印象に残った。陸前高田でおこなわれたのは市街地全体を12mかさ上げするというものすごい工…

NOV.29,2018_大川小学校

東北で撮った写真③ ○ 東日本大震災で最も悲劇的な被害を受けた小学校のひとつが大川小学校だろう。 津波到着まで50分という時間の猶予があり、さらに学校のすぐ裏手には日頃から椎茸栽培のために登っていた裏山という避難場所があったにもかかわらず(実際こ…

NOV.28,2018_女川町と坂茂

東北で撮った写真② ○ 石巻から隣町の女川町へ。こちらも大きな被害に遭った町だが、駅前はしっかりと復興していた。女川はもともと石巻線の終着駅があった場所で、駅は港まで伸びていたのだけど、現在では400mほどセットバックした位置に動かされている。線…

NOV.24,2018_東北で撮った写真

東北で撮った写真① ○ 仙台でおこなわれた日本建築学会大会のあと東北の被災地を車で巡ったので、そのときの記録写真を少しずつアップしていこうと思う。3.11の直後に複数の大学が協同しておこなった、津波によって失われた街を模型化するというプロジェクト*…

NOV.12,2018_イタリア旅行最終回

イタリアで撮った写真⑭ イタリアの写真は今日でおわり(やっと終わった〜)。ようやく日常の日記に戻れそうだ。とりあえずヴェネチアのまちなみ。 うそみたいな風景がつづく。ベネチアでもマイナーな場所の写真ばかりとった気がするので、人があまりうつって…

NOV.11,2018_ヴェネチア・ビエンナーレ

イタリアで撮った写真⑬ 時間が全然なかったので、ヴェネチアへ到着してすぐに、急ぎ足でビエンナーレの会場へ。ざーっとみる。ほんとにざーっと、、。もう一日ほしかった。スイス館の展示はおもしろかったな。住宅を構成する様々なエレメントが、スケールを…

NOV.4,2018_パラーディオと額縁性

おしらせ 「CV / Works / Projects」ページの「倉賀野の外構」と「倉賀野の別棟」をアップデートしました。今年の6月に竣工した庭のプロジェクトです。派手なことは何もしていませんが、既存の些細な変更で環境をどれだけ豊かなものにできるかということを考…

NOV.2,2018_ジュニアーニ・フリジェーリオ集合住宅

イタリアで撮った写真⑪ テラーニの写真は今日で最後。(イタリア編の終わりがようやく見えてきたぞ、、たぶん後4回くらいでおわるぞ、、) 「ジュニアーニ・フリジェーリオ集合住宅」(1939-40)はテラーニ最晩年の仕事だ。最晩年と言っても彼が36歳くらいの…

OCT.30, 2018_サンテリア幼稚園

イタリアで撮った写真⑩ 「カサ・デル・ファッショ」から「サンテリア幼稚園」へ。今回の旅行で最も感動した建物だった。というか、ぼくの生涯でいまのところナンバー1だ。あきらかに。散々図面や写真で見てきたが、その想像を遥かに超えてきた。実はそういう…

OCT.24, 2018_カサ・デル・ファッショほか

イタリアで撮った写真⑨ 引き続きコモ。《ノヴォコムン》の周辺をうろちょろする。すぐ近くにテラーニ最後の実施作品である《ジュリアーニ・フリジェーリオ集合住宅》(1939-40) があるのだけど、それはまた個別の記事で。まずはコモ湖周辺ででみたものをざっ…

OCT.19, 2018_ノヴォコムン集合住宅

イタリアで撮った写真⑧ この日はミラノ北部のコモを訪れた。帰りの飛行機に乗る2日前、8月7日だったかな。コモは例えるならば箱根のような地方都市で、スイスとイタリアの国境に位置するコモ湖の湖畔にある比較的小さな街だ。建築関係者にとっては、ジュゼッ…

OCT.17, 2018_プラダ財団

イタリアで撮った写真⑦ ようやくやっかいなロッシ編がおわった。次に見たのは、学会発表のあいまに見にいったOMA設計の《プラダ財団美術館》(2015 / 2018)。前々からすごく行きたかった美術館なのでとても嬉しかった。OMAを主宰するレム・コールハースは前…

OCT.14, 2018_補講:プロジェクト・アウトノミア

新しい政治的主体性を構築する試みは、とりわけ戦後の社会がポスト工業社会へと転換するなかで、世界同時多発的に起こったことであった。 たとえばイタリアにおいて、1960年代を通して専門領域の垣根を超えて議論され理論化された「自律性」のプロジェクトは…

OCT.5, 2018_ガララテーゼの集合住宅

イタリアで撮った写真⑥ 前回書いた《サンドロ・ペルティーニ記念碑》からすぐそこにあるレストランでミラノ・カツレツを食べたあと(骨付きの肉厚で超おいしかった)、《ガララテーゼの集合住宅》(1969-73)へとむかった。《ガララテーゼの集合住宅》は建築…

OCT.2,2018_サンドロ・ペルティーニ記念碑

イタリアで撮った写真⑤ セグラーテから、ミラノの中心部へと戻る。次もロッシの噴水で、《セグラーテ》から約20年後のモニュメント。黒い銅板被膜で覆われているけれど、三角噴水という形態言語は共通している。また、《セグラーテ》と同様にこのモニュメン…

SEPT.30,2018_セグラーテの噴水

イタリアで撮った写真④ フィレンツェの翌日。この日は午後から学会のオープニングパーティーがあったのだけど、それまでの時間でミラノ市内のアルド・ロッシの建築物を見学した。研究室の助教で、アルド・ロッシの専門家である片桐先生がツアーを組んでくだ…

SEPT.26,2018_パッツィ家礼拝堂

イタリアで撮った写真③ 養育院をはなれ、パッツィ家礼拝堂へ。 この建物はこじんまりとした、とても簡素な礼拝堂なのだけど、合計で1時間半くらいは滞在してしまった(おかげでその後の予定がいくつか変更になった)。でもとてもよかった。装飾は簡素なステ…