声にだして読みたくなるブログ

大村高広丨建築と写真を中心に、音楽、映画、美術、人文学などについて書いている備忘録です。

美術・展覧会

OCT.7,2019_京都へ

6日に京都工繊でSDレビュー入選者のプレゼンテーションがあったので、4日に東京を出発し京都入りした。節約もあり、行きは昼行の高速バス。11時くらいに新宿で乗車して19時くらいに梅田に到着した。新宿の高速バス乗り場(バスタ新宿)ははじめての利用だっ…

OCT.4,2019_京都展はじまりました

SDレビュー、京都展が今日からはじまりました。会期は東京展より長いけれど、大学の美術館ということで開館時間は短めです。まだ写真が送られてきただけだけど、東京展より展示スペースはゆったりしていてすごくよさそうな感じでした(設営してくれた京都工…

SEPT.22,2019_東京展おわりました

22日 東京展、無事におわりました、めちゃくちゃはやかった、、。あと1週間くらい会期がほしいところですな。京都展は東京展よりも会期が長く、会場も大きいので、ゆったり見れそうな感じ。作品順もかわるので、また見え方が変わると思われる。たのしみ。 自…

SEPT.14,2019

代官山へ展示の様子を見に行ってから、ギャラ間へ。たのしみにしていたADVVTの展示だったが、肩透かしを食らった気分だった。内容は十分におもしろかったのだけど、ストレートに彼らの設計手法や各作品のコンテクストそれ自体を深く知りたかったなという感じ…

SEPT.10,2019_設営完了!

昨日、無事にSDレビュー設営が完了。いやー、たいへんだった。展示やられてるすべての方々を尊敬します、、。 お時間あればぜひよろしくおねがいします。連絡いただければ在廊して待っておりますので、ぜひぜひ。それと、友人に指摘されて気づいたのだけど、…

AUG.8,2019_SD

齋藤直紀と共同で進めている倉賀野のプロジェクトがSDレビュー2019に入選しました!と、TwitterとかFacebookでは報告していたのだけど、ブログではまだだったので改めて。9月に東京展、10月に京都展が開催されますので、近くにお越しの際にはぜひお立ち寄り…

JULY.17,2019_マティスの布置

14日のブログでちらっとふれた平倉さんの論考「マティスの布置──見えないものを描く」(『ディスポジション:配置としての世界――哲学、倫理、生態心理学からアート、建築まで、領域横断的に世界を捉える方法の創出に向けて』, 柳澤田実編, 現代企画室, pp.21…

JULY.14,2019_肘掛け椅子

ふだん個人の自宅で飾られている美術作品が、その所有者へのインタビューとともに集められた展示をみた。とてもよかった。所有者の方々が絵や彫刻にまつわるエピソードを聞いていると、なんというか、とても胸がしめつけられる気分になった。愛(着)につい…

MAY.31,2019_いくつものおおきさ

きのう、ギャラ間の展覧会に合わせて開催された中山英之さんの講演会を聞きにいってきた。大変におもしろくて、本当にいってよかったと思った。中山さんほどストイックに「おおきさ」を追求している建築家は他にいないかもしれないなと、あらためて感じたの…

MAY.27,2019_新たな約束事

門林さんのテキスト「メディウムを混ぜかえす」(『イメージ学の現在』第10章)がたいへん勉強になった。ロザリンド・クラウスの「ポストメディウム的状況 / 条件」をめぐる議論を、クラウスが刺激を受けていたスタンリー・カヴェルの映画理論にも目を配りな…

MAY.24,2019

こっそり美術出版社の「芸術評論募集」という論文のコンペに応募していたのだけど、めでたく落選となった。「アナーキズムの条件」というタイトルの、写真家の中平卓馬をあつかったテキストで、要旨は以下の通り。 - 1974年、中平卓馬は自身が表紙を担当し…

APR.17,2019_エド・ルシェ

ジェフ・ウォールの「取るに足らないものの印」(1995)に出てくるエド・ルシェに関する一説はとても魅力的だ。ウォールは「アマチュアリズムの“模倣”」というこのテキストの中心的な主題の、もっとも純粋かつ模範的な作例のひとつとして、ルシェが1963年-70…

MAR.25,2019_ 失われたモノを求めて

『失われたモノを求めて』(池田剛介)を読んだ。これまでの池田さんの論考や作品にすごく共感していたのでこの初の単著をとても楽しみにしていたのだけど、その期待を裏切ることなく、すごくよかった。とくに書き下ろしの論考「失われたモノを求めて」では…

MAR,10.2019_アアルト展の会場設計について

告知もかねて、「アルヴァ・アアルト -内省する空間-アアルトの図書館と住宅」展の会場構成にあたって考えていたことを書いていきます。 この展覧会はアアルトの住宅と図書館に焦点をしぼり、とくにその内省的な空間の質に注目したもので、中心となる展示…

MAR,8.2019_展示什器メイキング

堀越くんが制作した展示什器のメイキング動画+会場風景の動画です。ぜひご高覧ください。 youtu.be - 展示台はホームセンターにて廉価で手に入る素材(ラワンランバーコア、赤松60mm角材)を用い、同時に(ランバーコアの端材を梁や貫に使ったりして)歩留ま…

MAR,6.2019_〈告知〉アアルト展はじまりました

フィンランドの建築家、アルヴァ・アアルトの展覧会「アルヴァ・アアルト 内省する空間」展が開催されています(〜3月17日)。ぼくが会場設計を担当し、同期の堀越一希が展示什器の設計・制作を担当しました。東京ステーションギャラリーで開催中の「アルヴ…

FEB,3.2019_岡崎乾二郎『抽象の力』

岡崎乾二郎の新刊『抽象の力』は、2017年に豊田市美術館でおこなわれた同名の展覧会に合わせ書き下ろされた長大な論考(展覧会の公式サイト上で公開されていて、個人的には当時何回も読み返した論考だった)を中心に、ここ10年余り期間に書かれた岡崎さんの…

FEB,2.2019_中平卓馬について②

これまでの記事をnoteにまとめました!(2019.9.25) note.mu - Google Search Consoleをチェックしていると、「中平卓馬」という検索ワードでこのブログに到達していただいている方が非常に多い(切ないことに、ぼくの名前で検索してくれている方よりも多か…

JAN.18,2018_四次元が見えるようになる本

後輩から教えてもらった『四次元が見えるようになる本』(著者は数学者の根上生也さん)という本がすごくおもしろかった。アナロジーとかではなく、本当に四次元がみえるようになってしまえる本だった。 とくにおもしろいのが、著者が “四次元を見るための奥…

JAN,15.2019_加湿器、ジェフ・ウォール

土曜日のことだけど、すこしだけ雪がふった。粉雪ってやつだろうか、きれいだった。たしかに土曜はそれほど寒かった。ぼくは防寒力が貧弱なコートしかもっていいないので、コートのしたにウィンドブレーカーをきてそのしたにベスト型のダウンを着込むという…

DEC.22,2018_三連休?とミルトン・エイヴリー

○ 世間では今日から三連休なのだが、25日に博士課程の中間報告会があるのでちっとも休める気がしないのだった。いや、べつに休んでいいのだけど(急ごしらえで用意するものもないし)、気持ち的になんだか落ち着かない感じ。ところでこのカメラを買ったとき…

DEC.19,2018_ソル・ルウィットについて

○ 現在準備中の某書籍のために、ソル・ルウィット(Sol LeWitt,1928-2007)について少し調べていたのでメモ。ルウィットのプロジェクトで特徴的なのは、構想された概念(concept)がまずもってあり、展示される作品においては、それを「表象する手続き」がか…

SEPT.23,2018_帰ってきたGMC

先週の土曜日の話になってしまうのだけど、近美のゴードン・マッタ=クラーク展を再訪した。土曜日限定で公開されていた奥村雄樹さんの「帰ってきたゴードン・マッタ=クラーク」(Welcome Back, Gordon Matta-Clark)という映像作品をみるためだ(企画展の…

SEPT.20,2018_リー・キット展

品川駅の西口をでて400mほど歩いたくらいで、ぽつぽつと降っていた雨が徐々に強くなり、50mほど進んだくらいでどしゃ降りになった。はいていたスニーカーはかかとの部分がすり切れて破けてしまっているので(そろそろ買い替えたい)、くつのなかは完全に水没…

JULY24,2018_通路を見出すこと

○もうコメントの方でご指摘いただいているけれど(指摘されたらうれしいなとは思っていたのでとても嬉しい)、21日の写真と22日の写真は、清野賀子の写真集『至るところで 心を集めよ 立っていよ』(オシリス, 2009)という写真集におさめられているショット…

JULY12,2018_建てることの権利について

○今月の『10+1』に掲載されている福尾匠さんによる論考「プロジェクション(なき)マッピングあるいは建てることからの撤退」がとてもおもしろかった。今月はヴェネチア・ビエンナーレ国際建築展の日本館の特集で、選考段階でいろいろ問題があったことが記憶…

JUNE25,2018_マッタ=クラーク展

○Screaming Headless Torsos、まじかっこいい。フュージンスキーがまだ若いなぁ。 youtu.be ○近美でゴードン・マッタ=クラーク展は、すごく良い内容だったと思う。こんなに(一貫しつつも)多様な活動をしてた人だったんだなぁと思った。次もう一回いって、…

APR.20,2018_中平卓馬について①

○けっこう前のことだけど、渋谷のCASE TOKYOで中平卓馬の個展『氾濫』をみてきた。 1938年に東京で生まれ、2015年に亡くなった写真家で批評家の中平卓馬。同展で紹介する作品『氾濫』は、1974年に東京国立近代美術館で開催された『15人の写真家』展に中平が…

MAR.28,2018_写真都市展 −ウィリアム・クラインと22世紀を生きる写真家たち−

○献本用のしおりを納品しに乃木坂へ。ついでにその帰り、21_21 Design Sightで「写真都市展 −ウィリアム・クラインと22世紀を生きる写真家たち−」をみた。が、あまりよくなかった。デザイン系の美術館で写真展をやるとこうなるのか、という感じ。ウィリアム…

180218

●恵比寿映像祭へ.永田康祐さんのトークと,高嶋晋一+中川周さんのトークを聞いた.永田さんの《Sierra》は去年の「Surfin’」で,高嶋さん中川さんの《standstill》は「引込み線」で,それぞれ観賞したことがあったのだけど,都写美での展示では両者とも全…