声にだして読みたくなるブログ

大村高広丨建築と写真を中心に、音楽、映画、美術、人文学などについて書いている備忘録です。

170820

●今日の「日曜美術館」がおもしろかった。大友克洋が、ブリューゲルの「バベルの塔」の内部空間を構想する過程がおさめられていた。大友さんは構造的にどういった形状ならばこの建物は成立するのか、や、どういった建築的ディテールが必要か、ということしきりに分析していて、思考がすごく建築的だった。あと、藝大のプロジェクトとして紹介されていた模型もすごかった。とんでもない作業量じゃないか。実はバベルの塔は円形平面ではなく、巨大さを強調するため、正面にむけてゆがめられた楕円状の平面形態をもつ。特定の視点場にむけて、デフォルメされた3次元形態という感じ。もちろんブリューゲルは構造や平面形状に関して、そこまで精密に考えていなかったと思うけども、2次元を3次元化する過程で、作者=ブリューゲルが想定もしていなかった形態と、それを成立させるための3次元的なアイデアが『発掘』される、というのは、とても興味深いものだった。来週の「日曜美術館」は日本の住宅建築を特集するみたいだ。「代田の町家」や清家清の自邸の映像がちらっと映っていた。みなければ。

●富山で撮った写真⑥。田舎にはかっちょいい小屋や蔵がたくさんあります。

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(Canon AE-1 Program, FD F1.4 50mm, Portra160)