SEPT.4,2021

 朝起きて視界がぐにゃぐにゃするなと思っていたらメガネが歪んでいた。ベッドの上でうとうとしていたときにむにゅっとやってしまったんだろう。左右のレンズの向きが少しずれていたのでその場でぐいっとやって、視界をなんとか正常に戻す。近いうちに眼鏡屋に調整出さないとなと思う。怒られるな、いやだな、と思う。

 午後、アーキペラゴさんの「河童の家」の見学会に参加させていただいた。オープンハウスはいつも勉強になるけれど、河童の家は検討段階の模型も見ていたからよけいに勉強になった。外観を見て「やば!」となったのは久しぶりだ。それくらい見たことのないテクスチュアをもった建物だった。金属のような、岩の表面ような。どちらかというと後者が近いかもしれない。でも、どんなに荒々しい表面をしていても、岩のテクスチュアというのは奇異ではない。原始時代なんかそこらじゅう岩だらけだから、いちいち岩の表面の手触りや模様に驚いていたら大変だっただろう。そういう記憶が私たちにも残っているのかもしれない。それはともかく、「河童の家」の外観も、ずっと眺めていると不思議と目になじんでくる感じがあった。

 なかに入ると、外壁と同じテクスチュアの、遊具のような家具のような階段が家の中心を陣取っている。目に馴染んだ外観の手触りを踏む。開口をあけるのとはまた別の仕方で、視覚と触覚と運動感覚を結びつけながら、なかとそとが結び付けられていた。小さいけれどいたるところに座所があり、大人が10人いても各々にくつろげるスペースがあって、心地よい場所だとおもった。階段からちらっと横を見ると、床に立っている人の身体の一部が切り取られるようにして見えてくるのだけど、これがけっこうドキッとする。サヴォア邸のスロープでも同じようなことがあったように思う。

 そこあと事務所で少し打ち合わせをして、WHITEHOUSEとデカメロンへ秋山さんの展示を見に行った。雨が予想以上に強く、気がつくとびしょびしょだった。秋山さんの展示はお昼に二回ほど来ているのだけど、3Dプリンターが動いている時間ではなかったので、今日しっかり見ることができて本当によかった。WHITEHOUSEには、以前ご挨拶をした方っぽいな…でもマスクをしているから確証がもてないぞ……!!という方がいた。また会えたらいいなと思っていた方だったのだけど、けっきょく声をかけられなかった。こういうときマスクはもどかしい。

 海老名につくと雨がやんでいた。

 

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岡崎さんの連載。どの回も最高。岡崎さん、新刊が出るみたいでとても楽しみにしている。